新刊『コードギアスにおける民族と国家 ゼロはいかにして人々を魅了したか?』の内容

8月11日(土)の東京ビッグサイトで開催のコミックマーケット94のサークルとうふおにぎりG-47b新刊『コードギアスにおける民族と国家 ゼロはいかにして人々を魅了したか?』の内容です
劇中で描かれる民族、国家の構造を読み解きながら、ゼロがそれらをどう活用し、人々の心を掴んでいったのか、政治家としてのゼロの一面を取り上げます
民族についてはイギリスの歴史社会学アントニー・D・スミスによるナショナリズムの名著『ネイションとエスニシティ歴史社会学的考察』から、国家の定義と政治家の特徴については、ドイツの社会学マックス・ヴェーバーの『職業としての政治』からそれぞれ引用しその論拠を示していきます また国家の本質については日本の哲学者の萱野稔人の暴力としての国家論を下敷きとしながら、なぜこの作品は戦闘シーンが多いのか暴力と国家の不可分性を議論していきます 章立ては以下の通りです

コードギアスの世界観・ルルーシュの目的・民族の核となるものエトニ
日本人からイレブンへ・アーサー王の子孫が皇帝・100万人のゼロの亡命
戦闘時に現れる民族の規範・なぜ大多数のイレブンは抵抗しないのか
テロリストを手足として使うゼロ・黒の騎士団の結成
日本独立のために不可欠な黒の騎士団・ナナリーが幸せに過ごせる世界とは
行政特区日本ではいけない理由・権力を求めるゼロ・ゼロへの絶対服従
団員への日本独立という報酬・ゼロの巧みな演説技法
ゼロの責任感と判断力

本書に興味のある方はぜひ当サークルスペースまでお越しください