新刊『さようなら、全てのエヴァンゲリオンは何を伝えたいのか?』の内容

コミックマーケット102、12日(土)東6、チ25aで参加の新刊入稿しました

タイトルは『さようなら、全てのエヴァンゲリオンは何を伝えたいのか?』です

新劇場版の完結編のラストでのシンジの言葉、「さようなら、全てのエヴァンゲリオン」、このメッセージに込められた意味を、考察していきます

所信表明から推測される新しくエヴァを作る意義、インタビュー記事から見る旧TV版から庵野監督が展開してきたオタク批判の真意、旧版当時の社会状況と現代との違い、旧版と新劇場版との比較で作品世界やキャラクターがどう変化し、その結果どんな意図が読み取れるか、死海文書の一部である旧約聖書などを材料としながら、この言葉が伝えようとした内容を解説します

また新刊である表題作の他に、コピー本のためイベント限定で頒布していた当サークルのエヴァ評論本の二冊

エヴァンゲリオンの聖書世界』

『熱血ヒーローロボットアニメとなったヱヴァンゲリヲン新劇場版 なぜ『巨神兵東京に現る』はエヴァQ本編DVDに収録されたのか』

本書にはこれらも収録します

これらの二冊は誤字脱字修正、表現の見直しをしていますが、特に

当サークルの初の同人誌であった『エヴァンゲリオンの聖書世界』は

初めてということもあり、堅苦しい文章でしたが、読みやすく修正しました

章立ては以下の通りです

 

さようなら、全てのエヴァンゲリオンは何を伝えたいのか?
所信表明から見る新劇場版を作るための理由
アニメ界に閉塞感を感じ取った庵野秀明・教祖になることを選ばなかった庵野監督
終末論と大事件の狭間で放送されたTV版・自己批判する監督の葛藤
内世界アニメから他者を探る実写へ・新劇場版の新キャラ・マリの役割
アスカがパートナーにならなかった理由・サードインパクトの後を描いた新劇場版
レイの言葉の覚え方・今までにないシンジの立ち直り方
第三村の存在意義・テレビ依存より深刻なネット依存
エヴァは意志ではなく意思の物語・シンジからゲンドウへ補完対象の変更
語られるゲンドウの寂しさ・完璧を求めるゲンドウ
聖書における矛盾・矛盾を解消するためのリリス
二人のレイの「さよなら」・さようなら、全てのエヴァンゲリオン

エヴァンゲリオンの聖書世界
聖書の区分・旧約聖書の構成・律法・預言者一神教の誕生

エヴァンゲリオンの世界設定・死海文書・ネブカドネザルの鍵とは?

新約聖書福音書使徒行伝・パウロの書簡・聖書におけるQ

熱血ヒーローロボットアニメとなったヱヴァンゲリヲン新劇場版
なぜ『巨神兵東京に現る』はエヴァQ本編DVDに収録されたのか
新劇場版での相違点・熱血ヒーローの誕生・サードインパクトによる三つの組織の対立
バカからガキへ・破からQの間に入れられたフィルム・神の種類

畏怖すべき存在の破壊神・本来入れられるべきだった言葉・シナリオの変更
助けたはずの綾波レイはどこに?・巨神兵とは何者か?

熱血ヒーローとヒロインとの対話

また本書はメロンブックスさんの通販で専売で取り扱う予定です

会場に来られないで本書を希望する方はこちらからご利用ください

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