新刊「セカイを包んだ『天気の子』」の内容

11/24(日)に東京流通センター 第一展示場で開催される第二十九回文学フリマ東京(サークルスペースはネ-36)の新刊「セカイを包んだ『天気の子』」の内容を紹介します

主人公とヒロインの決断が世界の姿を変えてしまうセカイ系作品の構造をとりながら、セカイ系作品が描かない中間項である国家や社会をどのように表現しているのか、

帆高の愛読書『キャッチャー・イン・ザ・ライ』との比較、

監督インタビューから作品誕生の経緯を探る、といった3つの視点で『天気の子』を考察します 章立ては以下の通りです
東京に出てきた帆高、銃の使用と陽菜との出会い、居場所を見つけた帆高、

天気の巫女、陽菜の体の異変、経済弱者である陽菜の犠牲、帆高に迫る公権力、

資本主義社会を支える国家権力、人それぞれの事情、陽菜を取り戻す帆高、

日本経済を支えた東京の姿の変貌、現実に押し寄せた自然の逆襲、

帆高の愛読書『キャッチャー・イン・ザ・ライ』との類似、両作品に登場した銃、

ライ麦畑のキャッチャーが帆高を止めた、

バケツを思いっきりひっくり返したような雨、

不完全な大人である須賀との接触、帆高が生活態度を改めた読書体験、新海誠の深層

本書の内容に興味のある方は、当日お気軽に当サークルスペースまでお越しください